一般社団法人日本障がい者就労支援協会(JDWSA)

「風雅」大賞

古語で「風雅」とは、現代語に訳すると芸術という意味となります。そこで「風雅」大賞とは、障がい者が言葉では伝えにくい心で感じている気持ちや感情をアートの力を借りて表現するための場を提供させて頂き、それと同時に、同じような障がいを持った方々が自分はひとりではないと感じて頂くことで元気を受け取り、励みとして頂くことを目的とした大賞となります。また、障がい者だけではなく、障がい者支援に携わっている方々の支援している障がい者に対する想いをアートとして表現して頂くことで、支援している中で感じたうれしかったこと、悲しかったこと等を言葉だけでは伝えきれない想いを表現して頂けたらと思います。


第三回「風雅」大賞応募要項

応募資格 ○ 障がいを持っている方どなたでも(共同作品も応募可能)。
 → 会員の方でなくても応募可能です。
 → 1人(1グループ)に付き、応募作品は1点とさせて頂きます。複数応募された場合、一番初めに応募された作品のみ有効とします。
 → 支援者の代理応募も可能ですが、必ず本人の許可を取って下さい。
応募内容当事者(障がい者・児)の言葉だけでは伝えきれない想いをアート作品(絵画、コンピューターグラフィックス、工芸、手芸、陶芸、アクセサリーなど)として応募して下さい。作品を写真に撮るか、もしくはスキャンして応募してください。それと同時にその作品に込めた想いも記載して頂けたらありがたいです。
(写真・書道に関しては、「写書」大賞として別のコンテストになります。)
応募期間令和5年9月1日~令和5年12月31日
応募方法下記の「応募する」 から応募して下さい。作品を写真に撮るか、もしくはスキャンして画像ファイル(.jpg、.png)として送信して下さい。応募フォームで画像を最大3つ添付できますが、同一作品(別角度、拡大など)のみ有効となります。
発表時期令和6年2月頃
発表場所当ホームページ内で「最優秀賞」「優秀賞」を発表させて頂きます。
賞品[最優秀賞] 賞状、副賞:賞金(10,000円)
[優秀賞]    賞状、副賞:賞金(3,000円)
注意事項 ①応募された作品の著作権は応募者に帰属しますが、当協会が応募作品を使用することができることとします。
②選考基準等に関しては、一切お答えできませんのでご了承下さい。
③応募者多数の場合は、締め切り前でも締め切らせて頂く場合があります。
所定の応募方法以外での応募に関しましては、選外とさせていただきます。
⑤一旦、応募された作品はキャンセルすることはできません。
お電話での、お問い合せはお答えすることができません。
⑦お名前、住所の所に本名、実在の住所を入力しておられない場合は、入賞した場合でも賞状、副賞は送付する事はできません。
⑧住所の欄に事業所の住所を記入している場合は、住所欄に事業所名を入れる等工夫して下さい。送付したものが返送されてきた場合でも再送はできません。


第三回「風雅」大賞結果発表

応募総数:155通
最優秀賞羽野 ふうな 様(京都府)
優秀賞 大二郎 様(京都府)
はんなここり 様(京都府)

(令和5年9月1日~令和5年12月31日)



最優秀賞

最優秀賞 賞状

羽野 ふうな 様(京都府)
 うつ病と診断され7年が経ちました。今まで流した涙は計り知れませんが、流した分だけ、人に優しくもなれた気がします。苦しい思いは無駄にならないのだと、実感する日もあります。涙が誰かの恵みの雨となれますようにと、願いを込めて描きました。


優秀賞

優秀賞 賞状

大二郎 様(京都府)
 ○○さんと仲良くしたいので、友だちを作りたいです。いつまでも続けられて、楽しくしゃべったり、遊びたいから絵を描かせてもらいました。


優秀賞

優秀賞 賞状

はんなここり 様(京都府)
「存在証明」
 私はこの作品に自分の「存在」を描きました。今まで小さい頃は気にしなかった忘れ物も落ち着きがないもの間違えることも、大人になって全て気にするようになって、自分の行動が人の迷惑になる。「普通のことなのになんでできないの?」そんな言葉も苦しくなっていった。私にはみんなができる「普通」ができないのか。もう大人なのに…。自分は存在していいのかなんて考えていた。でも、そんな私でも「存在」していたい。こんな自分でも「認められたい」。「目」というのは、人間の部位で一番その人の心情、思っていることが分かる場所です。目=心と私は認識しています。今まで自分が言えなかった言葉、思っていること。目を通して心を通して、伝えたいと考えました。今私の現状、これからの未来のこと。老いていく私はこれからも白い目で見られるかもしれない。それでも、こんな自分でも存在していていいんだと思いたい。こんな世の中で、もがいて、もがいて、もがき続けたい。そんな想いを込めて私はこの作品に「存在証明」というタイトルをつけました。



第三回「風雅」大賞 全作品集

応募全作品集は、正/賛助会員専用ページ で見ることができます。正会員および賛助会員でない方は、寄付のお願い から、500円以上寄付して頂いた方に送付させていただきます。お問い合せ欄に【第三回「風雅」大賞 全作品集 希望】とお書きください。


第二回「風雅」大賞結果発表

応募総数:257通
最優秀賞黒猫 様(神奈川県)
優秀賞 おゆみ 様(埼玉県)
Mina 様(北海道)

(令和4年9月1日~令和4年11月30日)



最優秀賞

最優秀賞 賞状

黒猫 様(神奈川県)
「少女と2匹の野良猫」
 今年学んだ技術を全て詰め込みました。大正ロマンのステンドグラスをイメージしながら描き、少女と猫のシルエットを取り入れました。


優秀賞

優秀賞 賞状

おゆみ 様(長崎県)
 澄んだ海を描きたくなりました。うつ病と闘ってますが、海を見ると、またこの海を見るために、生きようという気になり、今にいたってます。


優秀賞

優秀賞 賞状

Mina 様(北海道)
「time」
 当たり前の生活を送っていたはずなのに、また自分だけが取り残されるのでは?また自分だけが別の空間にいる。そんな錯覚が身近にあります。身体が石や植物のように動かなくなり、周りの空気は酷く重くまとわりついてくるのです。そんな時、私の目に映る人や車はいつもより早送りで、色彩の鮮やかな景色の中を流れていきます。私にはそれを眺めることしかできません。



第二回「風雅」大賞 全作品集

応募全作品集は、正/賛助会員専用ページ で見ることができます。正会員および賛助会員でない方は、寄付のお願い から、500円以上寄付して頂いた方に送付させていただきます。お問い合せ欄に【第二回「風雅」大賞 全作品集 希望】とお書きください。


第一回「風雅」大賞結果発表

応募総数:1072通
最優秀賞後藤 政治 様(大分県)
優秀賞 ケアステーションあいの 創作チーム 様(長崎県)
池田 侑弥 様(岐阜県)
夜 様(福岡県)

(令和3年5月1日~令和3年7月31日)



最優秀賞

最優秀賞 賞状

後藤 政治 様(大分県)
「パンダ」
 以前は、絵の具で描いていましたが、脚の動きが悪くなり、パソコンで3年前から、右足の親指のみで描き始めました。パンダの毛のホワホワ感と、リアルさ等を出すのが難しかったです。パソコンで下書きするのは、距離感がつかみにくいため、写真と照らし合わせながら、ただコピーするだけでなく、自分らしさを出していきました。


優秀賞

優秀賞 賞状

ケアステーションあいの 創作チーム 様(長崎県)
 コロナ禍で外出ができない中、長崎県雲仙市の千々石町にある“大門松”で有名な「橘神社」がテーマで、3月~4月に、桜の花も綺麗で、花見客で賑わう場所です! 昨年も今年も、見に行けず、手作りの花見の壁画で雰囲気だけでも楽しめるように、皆で協力して作り上げました! 来年こそは沢山の外出が出来ますよう、利用者様の願いを込めた作品です!


優秀賞

優秀賞 賞状

池田 侑弥 様(岐阜県)
 制作にあたり、今一度自分の感じてきた想いを絵で表現してみました。
 生き辛さや息苦しさ、伝えられない気持ちや届かない想いを水中に奥深く沈みゆく少女で表現しました。水中の泡が今にも消えてしまいそうな儚い気持ちを表現しましたが、それでも伝えたい気持ちを小女が手を伸ばし伝えようとする姿や、水中に差し込む光が希望であることを示してします。
 僕たちには、希望があります。障がいを、生涯持ち続けなければならなくても、夢をもち希望を持ち、進みます。


優秀賞

優秀賞 賞状

夜 様(福岡県)
「目」
 刺された花によって、流れ出すのは、血のように体を支配する他人の目。人の目ばかり気にして生きてきました。人の目の支配は、流してしまって、もっと自分を見てあげたい。私らしさを取り戻したい。という思いを表現しました。



第一回「風雅」大賞 全作品集

応募全作品集は、正/賛助会員専用ページ で見ることができます。正会員および賛助会員でない方は、寄付のお願い から、2000円以上寄付して頂いた方に送付させていただきます。お問い合せ欄に【第一回「風雅」大賞 全作品集 希望】とお書きください。